こんにちは、受付です
皆さん、歯磨きは歯ブラシだけ使えばOKだと思っていませんか?
恥ずかしながら私もこの仕事に就くまでそう思っていました。
というよりも歯ブラシ以外の物の存在自体知らなかったのです。
実は、歯ブラシだけではかなり丁寧に歯磨きをしても
汚れは全体の半分程度しか落ちていないと言われています。
特に奥歯は歯ブラシの毛先が届かない歯と歯の間の面積が広いため
歯ブラシだけだとどうしても間に汚れが残ってしまいます。
歯と歯の間は特に虫歯が出来やすい箇所なのですが、肉眼では見えないので
虫歯になってもしばらくは気付かず、虫歯が大きくなってから見つかることも少なくありません。
また、歯と歯茎の境目の歯周ポケットと呼ばれる隙間の部分は
汚れが溜まると歯周病の原因になってしまいますが、やはり歯と歯の間の歯周ポケットは
歯ブラシだけでは汚れが完全には取れませんので、歯周病のリスクも高まってしまいます。
そこで使われるのが、デンタルフロスや歯間ブラシといったデンタルケア用品です!
フロス(指に巻きつけるタイプ) フロス(柄付タイプ)
歯間ブラシ(垂直タイプ) 歯間ブラシ(L字型タイプ)
歯磨きの時に、歯ブラシと合わせてデンタルフロスなどの補助用具を使用すると
歯ブラシでは届かなかった歯と歯の間や歯周ポケットの中の汚れまで除去することができるので
虫歯や歯周病のリスクを大幅に少なくすることができます。
歯に対する意識が高い欧米では、デンタルフロスは日常的に使われているのですが
日本での使用率は50%以下とあまり高くはありません。
考えられる理由のひとつには、家庭内で使う習慣、環境がないということが挙げられます。
その“使わない習慣”が大人になってもなかなか変えられず
予防できたはずの虫歯や歯周病を作っていくという悪い連鎖に繋がっているのです。
年齢を重ねると歯ぐきも痩せてきて、歯間も広くなります。
上の図を見ると、フロスが効果的な場所と歯間ブラシが効果的な場所が分かります。
一般的には30歳まではフロスは必須、それ以降はフロスと歯間ブラシを併用すると良いと
言われておりますが、ご自身のお口の状態や歯の部位に合わせて使い分けることが大切です。
長谷川歯科医院では患者様お一人お一人に合った歯の磨き方のご提案をしております。
何かご不明な点がございましたらいつでもお気軽にご相談ください