拡大精密治療
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拡大精密治療とは
歯科治療において大切なのは、いかに口腔内を拡大してみることができるか、ということです。裸眼では決してみることができない拡大視野下で治療をすることで、より正確に、より精度を高く、より低侵襲で治療をすることが可能になります。
拡大視野下で治療された歯はその精度の高さにより、再治療のリスクを抑えることが出来ます。再治療のリスクが低いということは、一生涯でその歯を治療する回数抑制につながるということです。「1本の歯に対して5回治療を行うと、その歯は抜歯となる(Sheiham, 1994)」とも言われているため、治療回数の抑制は歯の寿命を延ばすことにつながります。
当院では拡大視野下での治療を行うために全てのスタッフが拡大鏡、歯科用マイクロスコープを使用しています。
拡大精密治療のメリット
拡大精密治療のメリット
1.診断精度の向上
小さな虫歯や歯石の取り残し、また歯の破折線までしっかり見えるため、より精度の高い診断・治療が可能になります。ここに歯科用CTやデジタルレントゲンを加えることにより、さらに診断の精度を上げていきます。
前医にて改善の認められなかった 上顎小臼歯 |
マイクロスコープ下で根管内に破折線を確認 「歯根破折のため保存不可」と診断 |
術前診断の通り 歯根先端部に破折線を認める |
2.治療精度の向上
精密な根管治療や審美的な充填修復はもちろんのこと、根管内の破折器具除去など裸眼では難しい処置も可能になります。それにより治療歯の経過は良好となりやすく、歯牙の長期保存にもつながります。
根管充填症例(抜髄処置)
術前
術後
根管充填症例(感染根管処置)
下顎大臼歯部
術前
術後
術前(CT画像)
術後(CT画像)
直接セラミック修復症例
術前
術後
破折器具除去症例
3.MI治療(最小限の処置)
拡大視野下では例えば削る虫歯の量も最小限で済むため、患者さんの負担も最小限で済みます。削る量が少ないということは、より歯質を多く残せるということです。
歯へのダメージも最小限に抑えることにつながり、結果その歯の寿命も延びます。
直接セラミック修復症例
術前
術後