2013/05/13
閑話休題 ~5月5日はこどもの日?~
5月5日は「こどもの日」ですが、「自転車の日」でもあるということはあまり知られていません。
「自転車の日」とは、自転車月間推進協議会という団体が1998年に制定したもので、自転車推進月間期間中五月の祝日である5日を「自転車の日」として定めています。
その子供達ですが、最近では屋外で遊ぶ姿も少なくなっています。塾や習い事に忙しいためか、あるいはゲーム機などの普及のせいもあるのかもしれません。親が車で塾などに送り迎えをする光景は珍しくありませんが、子供が歩いたり、自転車に乗って通うシーンを見ることも少なくなった気がします。
子供が自転車に乗ることについても、各家庭でいろいろな考えがあると思います。いつから、どの範囲まで乗せるかについても、周辺の道路事情などもあり一概には言えないでしょう。
そんな中、このような研究結果がありました。
「徒歩や自転車で通学すると集中力が高まる/デンマーク」
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2913290/9900679?ctm_campaign=txt_topics
自転車だと疲れてしまって、勉強に身が入らないというのは正しくないわけです。徒歩や自転車で通わせるだけで集中力がアップし、成績が上がるならば、一考の余地がありそうです。
またスポーツメーカーのナイキが展開するサイト「Designed to Move」のレポートにはショッキングな言葉が並んでいます。
http://www.designedtomove.org
このままでは今の子供はその親よりも5歳早く死亡するという警告です。レポートでは広範囲にわたる運動不足の傾向を指摘しています。アメリカでは1960年代に比べて32%も運動する量が減っており、英国でも25%、中国にいたっては90年代と比べても45%も減っていると言います。
肥満の子供が急増し、医療費の増大も招いています。生活習慣病などに悩む人口も増え、親の世代よりも早死にするというのです。しかし解決策は明確だと述べられています。
それは運動をさせること、親は子供が10歳になるまでに、運動習慣をつけさせることが重要だと言います。
その中の一つ、効果的な有酸素運動として自転車も推奨しています。
もちろん運動は自転車に限りませんが、何かわざわざ運動するのではなく、日常生活の中に身体活動が習慣となることが有効だと指摘しています。
子供にとって大事なことは勉強や運動だけではありません。しかし統計的に見ても子供の運動不足は明らかであり、体力の低下や不健康につながっているのも間違いありません。見過ごされがちな子供の運動不足、親がしっかり認識しておく必要がありそうです。
参考サイト:サイクルロード



