2013/10/20
聖地しまなみ海道・3
さて、無事しまなみ海道は走れましたが、もう一つの目的でもある尾道観光について少し。
尾道市は広島県東部にある港町です。
坂が非常に多いことや、映画などのロケ地としても有名で、最近では朝ドラ「てっぱん」の舞台ともなっています。「放浪記」の林芙美子「暗夜行路」の志賀直哉といった著名な作家が滞在し、また小津安二郎の「東京物語」大林宣彦の「転校生」「時をかける少女」など数々の映画の舞台でもあります。
ということで、尾道市を一言で表すと「坂の街」「文学の街」「映画の街」ということになりますね。
尾道で楽しみにしていたのは、そんな映画にもなるような町並みを、ただひたすら ぶらぶらと歩くことでした。この街には昔から船の往来や造船業が盛んだったため、お寺さんも非常に多くあります。そのお寺巡りをするのも今回の楽しみでした。ちなみに造船業は今でも盛んのようで、尾道から今治にかけての島々でも造船所を多く見かけましたね。
天気もとても気持ち良く、絶好の散歩日和でした。
そんな尾道のお寺で、ふと気になる石碑を見かけました。そこにはこう書かれています。
「死のうと思う日はないが、生きていく力がなくなることがある」
死のうと思う日はないが、生きていく力がなくなることがある・・・
あ~、そうだよな。そういうことあるよな~。
死のうと思うことはなかなかないけど、生きていく力がなくなってしまうことってありますよね。なんというか、とても心に沁みたのでした。
最後に、島を散策して気づいたことがもう一つ。それはとても猫の多い街だということです。尾道といえば「猫の街」と言えるほど、多くの猫を見かけましたね。
広島県尾道市、もし訪れる機会があればぜひお寺巡りと合わせて猫巡りもしてみてください。
おしまい