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ドクターブログ – ページ 16

聖地しまなみ海道・3

さて、無事しまなみ海道は走れましたが、もう一つの目的でもある尾道観光について少し。

尾道市は広島県東部にある港町です。
坂が非常に多いことや、映画などのロケ地としても有名で、最近では朝ドラ「てっぱん」の舞台ともなっています。「放浪記」の林芙美子「暗夜行路」の志賀直哉といった著名な作家が滞在し、また小津安二郎の「東京物語」大林宣彦の「転校生」「時をかける少女」など数々の映画の舞台でもあります。

ということで、尾道市を一言で表すと「坂の街」「文学の街」「映画の街」ということになりますね。

尾道で楽しみにしていたのは、そんな映画にもなるような町並みを、ただひたすら ぶらぶらと歩くことでした。この街には昔から船の往来や造船業が盛んだったため、お寺さんも非常に多くあります。そのお寺巡りをするのも今回の楽しみでした。ちなみに造船業は今でも盛んのようで、尾道から今治にかけての島々でも造船所を多く見かけましたね。
天気もとても気持ち良く、絶好の散歩日和でした。

そんな尾道のお寺で、ふと気になる石碑を見かけました。そこにはこう書かれています。

「死のうと思う日はないが、生きていく力がなくなることがある」

死のうと思う日はないが、生きていく力がなくなることがある・・・
あ~、そうだよな。そういうことあるよな~。
死のうと思うことはなかなかないけど、生きていく力がなくなってしまうことってありますよね。なんというか、とても心に沁みたのでした。

最後に、島を散策して気づいたことがもう一つ。それはとても猫の多い街だということです。尾道といえば「猫の街」と言えるほど、多くの猫を見かけましたね。

広島県尾道市、もし訪れる機会があればぜひお寺巡りと合わせて猫巡りもしてみてください。

おしまい

聖地しまなみ海道・2

尾道から今治まで片道約70km、その全てが橋というわけではありません。前回も書きましたが、6つの島を橋で繋いでいるので、それ以外は一般道を走ります。しかしその一般道も島の海岸線を走るので、対岸に次の島が見えていたりと、橋以外の景色も非常に楽しめます。
いわゆる瀬戸内海の島々のイメージそのものでした。

さて肝心の橋ですが、思っていたほど距離は長くはありませんでした。
全行程70kmのうち15km程度でしょうか。ただし橋はいわゆる高速道路でもあるので、一般道よりも高い位置を走っています。そのため自転車レーンに入るためには、橋の前に必ず登りがあるのです。

流れとしては“ 島→登り→橋→下り→島→登り→橋 ” と、ひたすらこの繰り返しとなります。一つ一つの登りは高低差数十メートルとそれほどでも無いのですが、片道で橋を6回、往復で12回渡るため、合計は結構な距離になります。これが地味に効きました。
また思っていたよりも気温が高く、このダメージも後々響いていきます。

しかし秋の晴天下、湿度も高くなく、吹き抜ける風もとても気持ち良い絶好のコンディションでした。いつもと違う環境で走るのも楽しいですし、さすが聖地と呼ばれるだけのことはあると思いましたね。

また橋では観光客の方も多く見られました。島ごとにレンタサイクルのシステムがあり、それに乗っている人が多かったです。さらにもっと驚いたのは、その橋を徒歩で歩く人たちの多さです。子連れの観光客はもとより、地元の人たちがウオーキングのコースとして活用されていました。

尾道も今治もこのしまなみ海道を観光資源として活用を試みているのは知っていましたので、その試みはある程度成功しているように思いました。こうしたものを観光資源として活かし、地元の活性化につなげているのは大変素晴らしいと思います。
だからと言う訳ではありませんが、「しまなみ海道」ぜひオススメです。

ということで、尾道~今治往復140km 今回も無事完走することが出来ました。次回は家族か自転車仲間と、ぜひ再び訪れたいですね。
(続く)

聖地しまなみ海道・1

2013.09.21~23 広島県尾道市に行ってきました。今回の目的は、サイクリストの聖地とも呼ばれている「しまなみ海道」を走ることです。

しまなみ海道とは、広島県尾道市~愛媛県今治市を結ぶ瀬戸内海にかかる橋で、6つの島を7つの橋で結んでいます。この橋には自転車レーンが整備されており、自転車又は徒歩でも橋を渡ることが可能となっています。
自転車乗りならいつかは走ってみたい、そんな憧れの場所に今回ようやく行くことが出来ました。

さて初日は新幹線にて浜松から福山駅まで移動。さらにそこから山陽本線に乗り換えて尾道駅まで。着いたホームには自転車が飾られており、いきなりテンションが上がりましたね。

ホテルにチェックインして事前に郵送しておいた自転車を受け取り、まずは自転車の組み立てです。(自転車はばらして梱包した状態でないと郵送出来ません)自転車を組み立てたら、駅周辺を夕飯がてら散策しました。
夕飯は事前に調べておいた地酒と地元の肴料理を食べさせてくれるお店へ。開店間もないというのに、予約席でいっぱいだったのには驚きましたが、幸運にも空いていた席に座れることが出来ました。

この辺りは蛸や穴子、そして「でべら」と呼ばれるヒラメの干物が有名なのだそうです。またお酒は広島や呉、そして福山の地酒が取り揃えられており、これまたとても愉しめました。しかし明日の走行があるので、そこは控えめに。お約束の〆で尾道ラーメンはいただきましたが。

先週末は台風とあいにくの天気でしたが、今回は非常に好天に恵まれました。むしろ思っていたよりも暑かったですね。ということで早朝ホテルを出発してまずは最初の橋、と思いきや、最初の橋にはなぜか自転車レーンが整備されておらず、ここは渡し船を使います。それでも5分ほどで到着、ようやくここからスタートです。

ちなみにこの渡し船、地元の方々の生活に非常に密着しており、完全に島民の足となっているのが分かります。学生や通勤客など、ほぼ観光客以外という客層でした。そういうこともあり、渡り賃は自転車も合わせて70円という値段でした。
(続く)

日本口腔インプラント学会に参加・一般口演発表

2013.09.13~15福岡にて行われた第43回日本口腔インプラント学会に参加、一般口演にて発表してきました。

当初は来年一月に行われる専門医試験を受けるため、と思い発表を申し込んだのですが、よく確認してみると受験資格が再来年にならないと満たされないことが分かりました。それでもせっかく福岡まで行くのだから発表ぐらいしないと意味もないかと思い直し、そのまま登録させていただきました。

ちなみに3年前北海道札幌にて行われた学会でも、やはりせっかく遠くまで行くならと一般口演にて発表しています。

さて初日は金曜午後から専門医教育講座を受講。
夜はいつもお世話になっている白鳥先生を含めた勉強会グループで福岡のこだわりのお店へ。
料理もとてもこだわっていましたが、それ以上にお酒、特に日本酒には並々ならぬこだわりを感じました。私も日本酒が大好きなので、非常に愉しめましたね。

2日目は午前中に発表でしたので、早めに会場入り。しかし前日仕上げる予定だった発表スライドは、美味しいお酒に呑まれてしまったため断念。当日朝ギリギリまで仕上げていました。

そのおかげか発表自体は滞りなく、無事終えることが出来ました。
ちょうど同じ時間帯で静岡の勉強会の先生も発表ということで、いつもと同じ感覚で発表することができたのも良かったです。発表終了後、早速2人で祝杯をあげました。

その日の打ち上げでは美味しい水炊きのお店で、美味しいお酒が呑めました。しかし福岡の夜はいろんな意味で熱かったですね。

3日目は週末台風が直撃、とのことで早めに浜松へ帰ってきました。ということで無事学会発表も終わりホッとしています。しかし来月もまた地元の勉強会で発表なので、休む間もなく次の準備です。
個人的にはこちらのほうが緊張しますね。

鋭意準備中

来月、福岡で行われる第43回日本口腔インプラント学会本大会にて、
一般口演での学会発表を予定しています。

インプラント学会では、3年ほど前に北海道で行われた学会で発表、
2年前には認証医ケースプレゼンテーション試験受験とポスター発表。(その後、無事合格)
昨年の大阪大会は結婚式が重なり欠席でしたが、今年は参加出来そうです。せっかく福岡まで行きますから、ついでに発表もと思いたったのでした。

日程は9/14~16の三日間で行われます。
その間の診療は、大先生と頼れる代診石井先生にお任せしています。
何かありましたらご連絡ください。

さて気まぐれで書いているこのブログですが、学会準備のためしばらく更新が出来なくなるかと思います。果たしてこんなブログを楽しみにしてくださる方がいるのかどうか分かりませんが、学会後までしばしお待ちください(笑)

お墓参りで思うこと

夏休みいかがおすごしでしょうか。
当院では三日ほどお休みを頂きましたが、残りは各スタッフ交代でとりますので通常通り診療しております。

さて短いお休みで、毎年恒例ですがお墓参りに行ってきました。父親の実家が長野県駒ヶ根市なので、まずはそちらに日帰りで。
年1回ですが親戚にも会えて、良いお墓参りが出来ました。駒ヶ根はこの時期でも比較的涼しいことが多いのですが、さすがに今年は暑かったですね。

翌日からは奥さんの実家である埼玉県のほうに、こちらは泊まりの日程です。ちょうど迎え盆の時期でしたので、朝からみんなでお墓にご先祖様をお迎えに行ってきました。子供達もみんな一緒に行くので、ずいぶんと賑やかでしたね。

昔から仏事には疎いほうでしたが、自分が歳を重ねてくるとそれなりに考えるものがあります。ご先祖様あっての今の自分、ということを昔よりは考えるようになりましたし、お墓の前でこれまでの報告もできると、心も整理できた気がしてスッキリしますね。

地元のお墓以外はなかなか行ける機会も少ないのですが、出来るだけ行けるようにしたいと思いました。

ところで子供はというと、夏休みなのでそのまま奥さんの実家で過ごします。いとこのお兄ちゃんお姉ちゃんたちがいるので、普段見たこともないような表情で楽しそうに遊んでいますね。
カブトムシのお世話や、飼い猫に金魚のお世話、祭りに花火に盆踊り、と毎日大忙しのようです。

今年も良い想い出が出来るといいですね。

ダイレクトボンディングセミナー2日間コースに参加

2013.08.07~8市内で行われたダイレクトボンディングセミナーに参加してきました。地元浜松にて行われたこのセミナー、私も所属するスタディグループ主催で内輪の研修として行われました。都内から講師の先生2人をお呼びして、水曜講義、木曜実習の2日間コースです。

数年前から当院でも行っているこのダイレクトボンディング。
保険診療でいうところのCR充填、プラスティックの詰め物と言われるものですが、その自費診療にあたるのがこの処置となります。

保険の材料と違い材質がセラミックに近いので、非常に審美性や強度が高くなります。年数が経過しても変色が起こりにくく、永続性が高いのも特徴です。何より保険診療と比較して時間をかけることが出来るので、より丁寧かつ正確な治療が可能となります。結果、そこから再度虫歯になるリスクも大幅に減らせます。

今回の実習では、上顎前歯と下顎臼歯を行いました。何度か他の研修にも参加しているので材料で新しいものはありませんでしたが、細かい術式やアレンジなど、参考になる点もたくさんありましたね。

右の写真は少し前ですが、当院での症例です。上の写真が充填前、下が充填後のものですがどうでしょう。比較的自然な仕上がりとなっているのではないでしょうか。
中央の2本の歯のうち左側がダイレクトボンディングです。ちなみに右側の歯には、以前充填された保険の詰め物が入っています。

当院でも出来るだけ金属を使わない処置を心掛けています。
お口の中の虫歯や詰め物が気になる方は、ぜひご相談ください。

浜松北高同窓会総会に参加

2013.07.28市内ホテルで行われた浜松北高同窓会総会に参加してきました。学年幹事を担当している関係で、ここ数年恒例で参加させて頂いています。

今年のテーマは「曳馬野の風を感じて」
メインの講演は、脳科学者の池谷裕二先生によるご講演でした。

急な仕事の関係で私は聞けなかったのですが、参加した同級生は口を揃えて、非常に素晴らしい内容だったと絶賛していましたね。
そんな講演を聞き逃したのは残念でしたが、幸い懇親会には間に合いました。久しぶりに同級生と再会することができたのは良かったですね。

私の学年は同世代の他学年に比べると毎年出席率は高めなのですが、今年は都合が合わない人も多く、少し寂しい出席率となりました。それでも二次会では持参した卒業アルバムを見ながら、昔話に花を咲かせることが出来ました。久しぶりですが、楽しい時間を過ごすことが出来ましたね。

来年は学年同窓会も企画しているので、またその準備など頑張りたいと思います。

プランニングセミナーに参加・発表

2013.07.19 浜松市内にて行われたプランニングセミナーに参加・発表してきました。このセミナーは今まで主に静岡市のほうで行われていたのですが、今回から試験的に浜松でも開催される運びとなりました。

講師の先生が私がいつもお世話になっている白鳥先生でしたので、受講生の参加、調整などもさせていただきました。金曜夜という日程でしたが、多くの先生方に参加していただきありがたかったですね。

内容としては各先生が自身で悩んでいる症例を持ち寄り、それを参加者全員で治療計画の検討をするという症例検討方式。私も一症例出させてもらいましたが、まだまだ手探りのところもあり、不完全燃焼な部分もありました。それでも後半はそれなりの形でディスカッション出来たかと思います。

こうした症例検討ではある程度の規格的な資料収集が特に大事となります。診断という項目をテーマにしている以上、診断するための資料が不足していては意味がありません。医院によってその資料規格性に意外にばらつきがあることは、今回の発見でした。

せっかく貴重な時間を使って皆さんが参加しているわけですから、ある程度正確な資料収集をしたうえでのディスカッションが出来たほうが良いのは当然です。今後の課題が確認できた、そんな苦い初回セミナーとなりましたね。

CISJ2013全員発表研修会に参加・発表

2013.07.14~15 熱海市のホテルで開催されたCISJ(日本インプラント臨床研究会)全員発表研修会に参加・発表してきました。

この研修会は今年で八回目を迎えますが、なるべくプレゼンテーションの機会に慣れる、という意味もあり、会員全員への発表が義務づけられています。二日間で100人以上の先生方が発表をしますので、非常にタイトなスケジュール進行となります。

私の発表は幸い初日ではありましたが、しかし残念ながら初日最後の順番となっていました。それでも発表までの時間、普段はなかなか聞くことが出来ない先生のお話しを聞くこともでき、非常に有意義な時間となりました。

中には骨膜下インプラントと呼ばれる、今から30年以上前に行われていた治療方法の発表をされる先生もいらっしゃったり(その先生は今年喜寿だそうです)またインプラントだけでなく自家歯牙移植など、インプラント以外の治療方法の提案も多く見受けられました

所用のため、二日目早朝には帰らせていただきましたが、次回はぜひ最後まで参加したいと思います。発表のほうも無事終了して、ホッとしましたね。

今月はもう一度別の勉強会での発表があるのと、論文を一つまとめなくてはいけないため、もう少し頑張っていきたいと思います。
暑い日が続きますが、体調管理にも気をつけていきたいですね。

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