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ドクターブログ – ページ 14

【 歯科専門誌に症例掲載 】

「歯界展望」という歯科専門誌に、当院の治療症例が掲載されました。昨年前半から原稿など進めていたのですが、年をあけてようやくの掲載です。地味に長かったですね。

いわゆる学会誌ではないので、アカデミックな研究でも何でもありません。一臨床医の治療症例であります。
とはいえ誰でも載せてもらえるものでもありませんので、やはり大変光栄なことです。また日頃の自分の診療をアウトプットする良い機会にもなりました。

ただ今回初めての経験だったのですが、いろいろ難しいと感じたこともありました。一つ目は症例写真の色。
デジタルデータを紙媒体に印刷すると、多少の変化は当然あります。
分かってはいたのですが、それが自分が思っていたよりも大きく感じました。

二つ目はそこに読み手がいるわけではないので、こちらとの温度差を感じにくいということ。普段行っている講演では話し手と聞き手お互いがその場にいるので、反応もダイレクトに感じ取ることが出来ます。それが紙媒体では出来ないということも、難しく感じた原因の一つかもしれません。

しかし多くの方に見てもらえるというメリットもまたあるわけで。
むしろ自分のことをまったく知らない先生にも見ていただけることを考えると、やはりメリットの方が大きいでしょうね。

いずれにしても日頃お世話になっている多くの先生方、天然の歯と見分けがつかなぐらい綺麗な歯に仕上げてくれる技工士さん、そして日常的に綺麗な写真を撮影してくれているスタッフみんなに感謝です。いつもありがとうございます。

新年のご挨拶

遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。
今年は曜日の並びも良く、長めの休みを取れた方も多かったようですね。皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか。

昨年も多くの方々にお世話になり、本当にありがとうございます。またいろいろな縁で知り合えた方も多く、自分にとっても非常に有意義な年となりました。今年もそうした縁を大事にして、一年頑張っていきたいと思います。

さて今年も医院として、さらに次のステップを考えています。
詳細については春以降に報告出来たらと思っています。

今年の目標としては
1 より迅速かつ効率的な治療計画
2 メインテナンスの充実
ということを考えております。

今年の診療は1/5からとなっています。
質と精度のより高い治療を提供出来るよう、スタッフ一同取り組んでいきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

P.I.Branenmark

先日大きな出来事がありました。
インプラント治療の創始者である、ブローネマルク先生が亡くなられたのです。享年85歳でした。

ブローネマルク先生はスウェーデン ルンド大学での研究中に、骨と金属のチタンが拒否反応を起こさず結合する現象〝オッセオインテグレーション〟を発見。それを歯科治療に応用出来ないか考えた、世界で最初の歯科医師です。
長期の実験を繰り返して、初めて人に応用したのが1965年。それ以来、多くの歯牙欠損患者を救ってきた偉大なる先駆者でもあります。ちなみに最初にインプラント治療を受けた患者さんは、亡くなるまでの41年間、その口腔内で問題なく機能し続けたそうです。

今でこそ一般的にも認知されているインプラント治療ですが、私がそれを勉強し始めた15年前は まだまだ歯科界での理解・認知度も低く、同業の先生にも止めたほうが良い とよく忠告?されました。
大学時代の先輩には、お前はそんなことをやってるのか!と怒られたことさえありました。もっとも数年後インプラント治療のセミナーで、その先輩とばったり再会することになるのですが(笑)

さてそのインプラントを提供するメーカーについて。
例えばセダンタイプの車でも、国内・外それぞれに多くのブランドがあるように、一口にインプラントメーカーと言っても、実は多くのブランドが存在します。(数年前でも世界で250社以上)
その中で当院が採用しているのはブローネマルク教授がスウェーデンで開発したノーベルバイオケア社の「ブローネマルクシステム」です。
数あるメーカーの中から当院がブローネマルクシステムを採用している、その理由は

1 最も歴史のあるオリジナルブランドであるため、データ量・論文が豊富=信頼性が高い
2 世界的にも多く使用されているため、海外を含めた多くの先生方とディスカッションしやすい=汎用性が高くなりやすい

ということが挙げられます。
このシステムでないとダメということはありませんが、もし自分がインプラント治療を受けるならこのシステムが良い、とも考えます。

偉大なるブローネマルク先生に敬意を表して 今後も信頼出来る歯科治療、インプラント治療を提供していきたいと思います。

講義・講演・発表の秋

11月は暮れも押し迫っていますが、最近は本業以外でバタバタしています。11月中に(正確には11月中のわずか二週間のあいだに)講演を含めたプレゼンが4つありました。

衛生士学校講義を皮切りに、地元浜松の勉強会での発表。
週末は都内にて受講中のセミナーを中抜けさせてもらってのセミナー講演。そして再び衛生士学校の国家試験対策授業と、自分でも無理があるなと思いましたね。

今年からですが、浜松歯科衛生士専門学校において歯内療法学の講義を担当しています。昨年担当の先生から特に引継ぎできるデータもなかったため、ほぼゼロからのスライド作り。しかも一回90分の講義を七回やるので、合計630分のスライドを作らなくてはいけません。
これを通常診療や他の講演・発表スライドと並行して作るわけですから、これもまた無理があります。

ある程度予想していたので半年前からスライド作りも始めてはいたのですが、それでも厳しかったですね。悲しいことに12月~年始にかけてもいくつかプレゼン予定があるので、このバタバタはまだ続きそうです。

ちなみに地元の勉強会では、当院勤務の石井ちひろ先生も非常に男前なプレゼンをしてくれました(笑)今回の症例は、彼女が以前京都で勤めていた医院時代のもの。前歯部における審美ケースでしたが、非常に丁寧な治療がなされており、その綿密な治療計画には勉強会のメンバーも唸らされていましたね。

また今月は大先生も義歯のセミナーに参加したり、スタッフも先月参加した横浜での学会後、院内勉強会も行っています。医院全体で勉強の秋、と言ったところでしょうか。

初の単独講演

2014.10.05 台風近くづく雨のなか、地元浜松にて人生初の単独講演をさせていただきました。広島大学歯学部同窓会静岡支部の先生よりご依頼いただき、1時間程度お話しさせていただきました。
広大同窓会の先生方、本当にありがとうございます。

さて講演をするにあたり何をお話しするか迷いましたが、そもそも自分にそれほど引き出しがあるわけでもなく。とりあえず治療計画についてここ最近考えていること、意識していることを中心にスライドを組んでみました。演題は「治療計画立案における留意点」です。

一人の患者さんに対して、担当する先生によっていくつかの治療計画が考えられると思います。しかし基本的にはその処置が永く保つこと、治療中も早めに機能回復が出来ること、など手段は違えど目的は同じはずです。
そうした治療計画立案において今現在、自分が意識していることがいくつかありましたので、そうした症例を交えながらお話しさせていただきました。限られた時間でしたが、それなりに手応えも感じることができ、しかし何が足りないのか逆に確認することもできた、自分にとっても非常に有意義な時間となりました。雨の中参加していただいた先生方にも、何かしら得られるものがあれば良かったと思います。

なかなかこうした機会も少ないとは思いますが、もし機会があればまた挑戦させていただきたいですね。
スタッフ始め、お世話になった関係者の方々にも御礼申し上げます。

自家歯牙移植

「自家歯牙移植」という治療方法があります。
  
これは口腔内にある使わない歯(例えば親知らずなど)が存在する場合、それを保存不可能な歯牙を抜歯したところに移植する、という治療方法です。
以前かなり頻繁に取り入れていた時期もあるのですが、インプラント治療に徐々に置き換わってゆき、しばらく行っていませんでした。
しかしここ数年、再度天然歯の利点を見直す流れが自分の中でもあり、最近では欠損補綴の選択肢として再度取り入れるようになっています。

移植する歯牙の形態やクオリティ、また患者さんの年齢など、成功させるにはいくつかの条件があるのですが、それでも自分の歯を使えるというメリットは大きいと思っています。
  
インプラント治療は確かに高い機能回復をもたらします。しかし同時に最後の手段、という感も否めません。
まずは可能な限り歯の保存を試みる。それが難しい場合、歯牙移植など使える歯がないか模索する。それでも難しい場合その時が初めて、インプラント治療の本当の適応だと考えています。
  
もしお口の中に歯がないところがある、親知らずがある、歯並びがあまり良くない、などの不安がある方は、ぜひ一度相談してみてください。(矯正治療が必要な場合、抜歯して矯正治療するケースもあります。その際に抜歯した歯牙を移植に使用できることがあります)

ラバーダム防湿

以前から進めていましたが、保健・自費診療に関わらず 七月から全症例においてラバーダム防湿を行うこととしました。

口の中には無数の細菌が存在します。
当然唾液中にも多くの細菌が生息していますが、これが本来無菌である根管の中に入ってしまうと、そこから感染を起こしてしまいます。

ラバーダム防湿とは歯の根の治療(根管治療)をする際に、そうした細菌による感染から歯を守るためのものです。これにより根管内への唾液・細菌の侵入を防いだり、逆に根管治療時に使用する薬液や水などが口腔内に漏れるのを防ぎます。術者、患者 お互いが快適かつ安全に出来る治療方法となります。

具体的には、歯にかけるクランプという器具と、そのクランプを介して歯の周囲にゴム製のシートを張り、治療歯を口の中で隔離する。口の中に簡単な手術室を作る、というイメージでしょうか。

こうしたラバーダム防湿 海外では当たり前となっており、根管治療を専門としている歯科医師の90%以上が使用しています。
しかし日本では保険点数が認められていない、などの理由でその普及率は非常に低く、5%にも満たないのが現状です。恥ずかしながら当院でもなかなか徹底できていませんでした。

分かっていながら徹底出来なかったラバーダム防湿を、ではなぜ行うことにしたのか。それは最近根管治療を指導していただいている ある先生に ラバーダム防湿をしていないことを厳しく叱責されたからです。

この歳になって本気で怒られることもなかなかありませんので、正直恥ずかしくなりましたね。しかし怒ってもらえるということが逆にありがたいとも思いました。
そのように本気で指導していただいている先生に、恥じること無くしっかりと向き合うためにも、その第一歩として長谷川歯科医院では、全症例においてラバーダム防湿を行います。

※ 歯が大きくかけているなど、歯の状態によってはラバーダム防湿が出来ない場合があります。
 また鼻で呼吸のしづらい方は、出来ない場合もあります。

法人化のお知らせ

長谷川歯科医院は開院以来、個人病院として診療していましたが、このたび静岡県の認可を得て(平成26年5月1付)「医療法人社団 銀輪会 長谷川歯科医院」として、新たにスタートすることになりました。

これを機に、より透明性のある組織体制のもと更に水準の高い医療を提供し、社会のニーズに対応する所存です。何卒一層のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

法人化により、治療を受ける皆様のメリット(と思われること)を少し。

1 スタッフ拡充しやすさにより、一人の処置に時間をかけることが出来る
2 一回の処置に時間をかけられるため、より正確な処置が可能となる
3 2同様に、治療期間の短縮をはかることが出来る
4 設備拡充がしやすくなるため、最適な設備導入とそれによる、より高度で精密な医療の提供が可能(現状でも歯科用CT/歯科用マイクロスコープ/歯科用レーザー(Er.YAG)/スタッフ全員の拡大鏡の使用/Bクラス(ハイグレード)の滅菌設備、などある程度の設備はそろいつつあります)

今後も治療を受ける側にたった治療計画のもと、より精度の高い処置を目指して行きたいと思っています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

追:法人名にもある「銀輪」の意味ですが、銀という金属は錆びにくいという特性があります。錆びにくい=変わらない輪(和)ということで、変わることのない和をもって診療していこう、という意味も持っています。銀輪=自転車、という意味も勿論ありますが(笑)

医療法人社団 銀輪会
理事長 長谷川慶

Emerging Leader Program 2014

2014.05.19 東京品川にて、若手歯科医師による選抜プレゼンに参加してきました。これは今年秋に行われるインプラントメーカー主催の学会において、国内の若手歯科医師が、国内外の著名な先生方や参加ドクターの前で講演する、その演者を決めるための選抜試験となります。
学会自体は1000人規模で行われるので,選ばれれば大変名誉なことです。

選抜されるかどうかは別として、チャンスがあればやらなくてはという想いで取り組んでいました。しかし今年始めから、数週間おきに学会発表やスタディクラブでの発表というタイトなスケジュールもあってか、なかなかスライド作りに集中することが出来ません。言い訳になりますが、正直あまり情熱を込めて準備することが出来ませんでした。また直前まで自分が伝えたいメッセージやタイトルを決めることが出来ず、かなり迷走してしまいました。

さてそんな準備不足感満タンで臨んだ当日のプレゼンですが、会場PCに事前に入れたデータがいきなり違っていて、まず最初のトラブルに。さらにはスタートのスライドだと思って始めたら終了のスライドだったりと、散々でした。まあ逆に笑いもとれ場も和んだので良かったですが・・・。
しかし自分が懸念したところは、プレゼン後やはり(大御所の先生方に)ことごとく指摘されましたね。

それでも自分としては、導入部分で自転車の話を大勢の先生方の前で話せたのが大きかったです。今回の自分の目標はそこだったので、これで十分かな、と。データトラブルの件もあり、参加した多くの先生に名前も覚えてもらえたとも思います。しかし大御所三人の前でプレゼンはさすがに緊張、手汗がすごいことになっていましたね。

ちなみに他の先生方のプレゼンは素晴らしいものばかりでした。というより、どの先生も綺麗に出来て当たり前といった内容で、それ以上に訴えるものがないと、なかなか印象には残りにくいように感じましたね。そういう意味では、自転車の話は印象に残ったのではないでしょうか。
まあ良かったかどうかは別にして、ですが。

この道をゆけば 2014

2014年 自転車の抱負は “ 地元浜松から埼玉県熊谷市まで走る ” というものでした。熊谷市は奥さんの実家で、埼玉とはいえ県北部に位置するのでほぼ群馬県です。
通常だと東海道新幹線で浜松~東京、そこから上越新幹線に乗り換えて東京~熊谷となります。乗り継ぎが良くても3時間弱、これをいつか自転車で行きたいなと思っていました。

連休に熊谷近くへ家族旅行に行くという自転車好きの友人がいたので、声をかけて今回の予定を計画しました。走行距離は350kmと、今までの行程の中で最も長い距離となりました。

さて連休前の平日診療を午前中で切り上げ、午後三時に浜松を出発。約3時間かけて焼津の友人宅へ。そこから2人で初日は三島を目指します。
以前であれば焼津から静岡に抜ける大崩海岸があったのですが、昨年道が崩れたまま通行止めとなっており、そこを迂回してのルートです。
静岡に抜けるのにも少し時間がかかってしまい、三島のホテルに着いたのは結局夜の11時でした。それでも気温が高くしかし風はそれほど強くなかったので、比較的楽に着くことが出来ましたね。

2日目は朝六時半にホテルを出発して、いきなり箱根に挑みます。
朝7時前から登り始め、頂上に着いたのが8時ぐらい。約1時間強登り続けたことになります。朝からかなり消耗しましたが、それでも朝イチ疲れのない時間帯で登れたことと、ホイールをロングライド兼ヒルクライム用に変更してあったので、以前登った時に比べれば楽に登ることが出来ました。特にホイールの効果はかなり高く、登り・平地平均しても約1割増しにはなったように思います。

箱根を越えてからは、小田原~平塚~厚木~八王子~東松山~熊谷と約120kmを8時間かけて走行。平均時速は約23kmと、交通量や信号の多い道路を進んだ割には速度が出せたように思います。しかし当日は5月なのに最高気温29℃と、ここでも非常に消耗しました。

それでも最後の20kmまでは殆ど風もなく、コンディションには非常に恵まれました。ただ最後の20kmは向かい風がきつく、かなりバテましたが・・・。
もう一つ、当日はそこまで感じませんでしたが、翌日から激しい筋肉痛に。結局治るのに三日かかりました。やはり身体にはかなりの負担がかかってたのでしょうね。

ということで西(京都)と東(東京・熊谷)には走ったので、今度は北ですかね(笑)

走行距離:350km/走行時間:20時間/平均時速:23km/消費Cal:約14,000KCal

 

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