2018/09/28
歯周病と糖尿病の関係
こんにちは、勤務医の長谷川滋です。
以前参加した勉強会で、歯周病と糖尿病の関係にについて
聴講しました。
糖尿病でお悩みの方もいらっしゃると思いますので今回
ブログで挙げました。
歯周病と糖尿病の関係性については、テレビ番組でも
よく取り上げられるほど認知度が高くなりました。
2016年国民健康・栄養調査において、糖尿病人口は
1,000万人超の右肩上がりで増加しているようです。
その増加傾向にある糖尿病ですが、歯周病との
負の関係性が認識されています。
糖尿病は血液中にある阻害物質が増えることで糖分を
細胞にしまうインスリンの働きが弱くなってしまいますが、
実は歯周病で歯ぐきが炎症を起こすと、
この阻害物質が増えてしまうのです。
もし糖尿病の方が通院していても糖尿病を表す値である
HbA1cが思うように下がらない場合、
その方が歯周病にも罹患しているようなら、
歯周病治療を行うことで歯ぐきの炎症を抑えることで、
HbA1cを下げることも考えられます。
糖尿病は悪化すると、失明や足の切断、人工透析等にも
つながる深刻な合併症を引き起こす病です。
お悩みの方、或いは気になっている方がいらっしゃいましたら
一度ご来院ください。