2018/10/31
歯の欠損に伴う口腔内の変化について
こんにちは。
長谷川歯科の歯科助手です。
以前このブログでもお話ししましたが、わたしは長谷川歯科でお仕事をしながら夜間の衛生士学校に通っています。
今日のブログは、学校の授業で学習したことを少しお話したいと思います。
「歯科補綴」という授業の中で「歯の欠損に伴う口腔内の変化」について勉強しました。
(「補綴」とは・・・う蝕や歯周病によって歯質が崩壊あるいは歯や顎が欠損した場合に、その部分を人工装置で補い、失われた機能を回復する事です。)
歯を失った場合、ブリッジ、義歯、インプラント、歯牙移植のいずれかの方法で補うわけですが、もし何もせず、放置した場合どうなるでしょうか?
わたしは長谷川歯科でお仕事を始めるまで、「噛みにくくなり食事がしにくい」以外の変化はないと思っていました。
しかし実際には、他の歯や歯列にも影響が出てくるのです。
無くなった歯と噛み合うが伸びてきたり(対合歯の挺出)、隣の歯が倒れてきたり(隣在歯の傾斜)します。

すると歯と歯の間に新たな隙間ができてしまい、「食べ物がつまりやすくなる→歯ブラシが届きにくくうまく磨けない→う蝕や歯周病になりやすくなる→また歯を失う」といった悪循環に陥ってしまいます。
また噛み合わせのバランスがくずれて噛む力が低下したり、お顔のゆがみにもつながります。
それ以外にも失った歯が前歯の場合は、外観が悪くなったり発音しにくくなったりという問題も発生しますよね。
たとえ歯の1本でも、こんなに多くの影響が出てしまうんだな、と改めて実感しました。
歯の1本くらい・・・とか、痛くないし・・・といって軽くとらえず、しっかり治療をすることはとても大切ですね。(^^♪